こどもの矯正歯科

子供の成長に合わせて、歯並びをキレイにするために大切な時期が大きくわけて2つあります。
「乳歯列期」と「生え変わり期」に正しく歯が生えるように管理していくことが大切。
そのポイントをご説明いたします。

乳歯列期の注意点

指しゃぶり

乳幼児は2歳頃になると乳歯がほぼ生えそろってきます。この時期に、しゃぶり方やしゃぶる指によっても変わりますが、指しゃぶりによって歯並びや噛み合わせが良くなくなることがあります。上あごに指を当てて指しゃぶりをしている子は、「出っ歯」になりやすくなってしまうので注意が必要です。

寝相

キレイな歯並びにするためには、寝相にも注意が必要です。例えば、うつ伏せで何時間も寝ていると骨に相当な負担がかかってしまい骨が変形してしまうってこともあります。赤ちゃんが、例えば右頬を下に何時間も寝て続けてしまうと下あごのズレなどが起きやすく、あご骨がズレてしまうと歯並びに影響しています。

生え変わり期の注意点

7歳から8歳頃から、乳歯から永久歯へ生え変わりが始まります。
生え変わりと同時に、あご骨の成長もしていくために歯列のバランスをキレイにする大切な時期です。
歯並びがキレイになるように矯正治療を始めるのに最適な時期でもあります。
そのため、毎日の生活習慣が最も大切になりますので、下記のことに注意しましょう。

姿勢や癖

頬杖などの日常生活で無意識に取ってしまう姿勢が、骨の成長を妨げ、あご骨の成長に影響してしまい歯並びがキレイになりにくくなってしまいますので注意が必要です。

口呼吸

何気ない呼吸も歯並びに影響を与えます。鼻呼吸ではなく口呼吸ばかりしている子は要注意です。なぜなら、口呼吸するためには、気道を確保するために舌を下げなくてはならず、そのために、舌で下あごの前歯を押し出しやすくなってしまうからです。

食事

食事の仕方も大切です。前歯を使わなくても飲みこめてしまう物ばかり食べたり、普段の食事も噛まずに飲み込むように食べてしまうのも歯並びに影響してしまうので、正しい食事方法をするようにして行きましょう。